ゆだねる

 

 

4月の春色の世界が

もう変化している

 

ついこないだまで

新学期スタートという言葉が

 とても新鮮に聞こえていた

 

世間でいう区切りから無縁になると

委ねる生活が身についてきた

ということかもしれない

 

最近は寝起きざまに

思いついた言葉を意識している

委ねる」が浮かんでいた

 

 

 

 

もう10年以上前になる

魂の成長段階を

マルセイユタロットで

解説した記事の内容が

たまたま入ってきた

 

「サレンダー」

 

この言葉とその意味を知った

日本語に訳すと少し

ニュアンスが違う氣もする

 

そのあたりから本格的に

魂の成長という視点で

物事や自分を見始めた

 

今はどの段階なんだろう

思い巡らせながら

これからの道しるべを

示された感じがした

 

 

 

 

タロットに詳しくはないが

人生の発達段階を示す

とも言われていて

人間らしい成功や達成が

表現されているものもある

マルセイユタロットは 

タロットの原型らしく

もともとは人の成長ではなく

魂の成長過程を示していた様だ

 

 

 

人間的な困難や葛藤があって

もろもろの

「手放し」の段階

「サレンダー」

(委ねる 明け渡す 降参)の段階

魂の成長の最高地点

最終形態は確か

「無条件の愛」

 

抽象的過ぎて

よくわからなかったけれど

これから

こういった道のりを

歩むことになるのだなと感じた

 

10年もあれば

ある程度は進歩するだろう

なんてたかをくくっていた

 

頭で理解できることと

実践し維持し続けることは

全く別物だったと身に染みている

 

結局これも

解脱する

高次意識の自分に帰還する

その過程だったから

そう簡単ではないのも当然

 

予想以上に

人間として染みつけてきた

ブロックや思考癖や感情は

やすやすと次のステージに

行かせてはくれなかった

 

 

成功や目標達成を成長として

目指しがちな人間にとって

全ての過程が魂の成長だったと

変換できるかで意識が変わる

 

本当は

本来の自分に戻るだけだから

簡単なはずなのに

自分でどんどん複雑にして

ハードルを上げたりして

やっとこさ

なんとも面白い世界だなと

思えるようになってきた

 

 

成長発達段階というものは

有名なマズローの心理段階しかり

順番通りステップをきっちり踏んで

クリアしていくわけではない

 

あちこちその場のテーマを

重複して経験したり

グレーゾーンの中で

行ったり来たりしながら

少しずつ螺旋階段を上っていき

氣付けば総合的に進歩していたかも

という地道な感じ

 

 

この10年間で

魂の成長を目指す視点に

矛先は変えることができた

 

そうなると

目指すものは

自分の本質に繋がること

制限を超えて見えない世界に

委ねていくことが必要となる

 

そうやって必然的に

サレンダーで生きていくしか

できなくなっていくのだ

 

けれど

「委ねればいいんでしょ」てのも

簡単そうで簡単でもなく

見えないものを信じる

恐怖がすごく邪魔をしてくるから

安心して待てばいいだけなのに

待てなくてとりに行ってしまう

 

今まで培ってきた常識や努力

自分の力で成し遂げてきたと

思い込んでいたものは

おおむね勘違いだろう

 

魂の青写真には逆らえない

自分で成し遂げたものは

微々たるものだと氣づいた時

やっと

宇宙や見えない守護

高次元・潜在意識の自分に

委ねて生かされてきたことがわかる

 

そのゆるみがなければ

そんなものは信じられないし

現実世界ばかり見ていては

サレンダーなんてものは

怖くてできないわけ

 

 

今ようやっと

窮屈な枠がはずれてきた

起きる出来事は

一見悪そうに見えたとしても

すべが必要な体験で最善だ

  

そう信じて委ねる気持ちを

安定軌道に乗せ意識的に

サレンダーし続ける段階にきた

 

完全とは言えないが

極力そうすることで

拮抗する無駄な抵抗が

最小限になっている

 

 

  

思い返せば

必要なことは

わざわざとりに行かなくても

勝手に向こうからやってきていた

 

 

願いを叶えようと

思考をいじくり廻し

躍起になっているうちは

委ねるには程遠い 

望まない体験も増えていた気がする

 

願いが叶うとわかっていても

そのタイミングに

時間がかかりすぎるものもある

待つ忍耐力も試されている

 

忍耐と感じている時点で

全然サレンダーではない

それがわかってくると

最大限の受け身で待ちながら

 

あきらめ(降参)が重要

 

 

サレンダーするほどに

自分らしく生きるルートが

最短化されるのは間違いなさそうだ

 

 

 

 

発展途上中の魂の成長には

もっと大きな課題である

「無条件の愛」を

思い出していく過程にある

 

これも

口で言うほど簡単ではなく

人間の思考で考える

愛などというものは

まだまだ愛の序の口だ

ということはなんとなく

わかってきた

 

 

早く次の段階に進まなきゃと

成し遂げたいものもあったが

これもトリックみたいなもの

なんせ魂の成長に完成はないも同然

 

焦りなんてものは意味をなさない

成功も失敗も表裏一体どちらでも良い

望みに時間がかかっていても

最善のタイミングがあると信じよう

 

 

人間的な成功を目指すのが

究極ではなくなっていくと

いわゆる

引き寄せの法則というものは

サレンダーへのご褒美やおまけ

みたいなものに思えてくる

 

 

人生ゲームのシナリオとして

福袋を楽しむ余裕があったほうが

物質世界では楽しみが増えるから

自分なりの成功体験も大切にしたい

 

 

 

 

春になり

自然に花が咲くのを

待てること 委ねられること

 

そうしていれば

無理なく勝手に花開くものなのに

 

この原理を

人間の思考でこねくり回して

早く無理やり花開かせようなんてのは

私のエゴちゃんの暴走だったのだ

 

 

 

 

 

開花(開眼)ムービー?

よくも わるくも ちょっとした魔術的な

洗脳ムービーにも見えたりしつつ

アート感漂う華やかな映像は

伊藤若冲からインスパイアされたとか

ノアの箱舟にインスパイアされたのかと思ったよ